急死中山美穂さん自宅周辺は交通規制かけられ物々しい空気、関係者とみられる人の出入りも
女優中山美穂さんが6日、都内の自宅で死亡していたことが分かった。54歳。自宅の浴槽で倒れている様子を発見した関係者が119番通報。正午過ぎに死亡が確認された。 自宅周辺には交通規制がかけられ、パトカーなど警察関係者の車が行き交うなど物々しい空気に包まれた。約30人ほどの報道陣が集まる中、午後4時22分、中山さんの遺体を乗せたとみられる車が自宅を出た。自宅には関係者とみられる人の出入りがあったが、静まり返っていた。 中山さんは6日は大阪でクリスマス公演を行う予定だった。関係者によると、中山さんはこの日午前7時までに、仕事の打ち合わせをLINE(ライン)でやりとりをしていたが、午前9時に乗る予定だった新幹線のホームに姿を見せず、その後連絡が取れなくなった。 その後、事務所の職員が中山さんの自宅を訪れたところ、浴槽内で溺れているような状況でいたのを発見したという。 各局の夕方のニュースでもトップ級で伝えられ、TBS系「Nスタ」(月~金曜午後3時49分)も冒頭、日比麻音子アナが中山さんの訃報を読み上げた。日本テレビ系「news.every」(月~金曜午後3時50分)でも、冒頭に鈴江奈々アナが訃報を読み上げた。フジテレビ系「Live News イット!」(月~金曜午後3時45分)は冒頭で、さいたま市で開催されている出張輪島朝市を中継。その後、青井実アナが訃報を読み上げた。 中山さんは1970年(昭45)3月1日、東京都生まれ。1985年(昭60)年にTBS系ドラマ「毎度おさわがせします」で女優デビュー。同年に「C」で歌手デビューし、NHK紅白歌合戦に7年連続で出場した。「ミポリン」の愛称で人気を博し、映画「Love Letter」(95年)でブルーリボン賞主演女優賞、「東京日和」(97年)で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞した。 私生活では02年に辻仁成氏と結婚し、翌年にパリ移住。04年1月に長男を出産したが、14年に離婚した。19年には歌手活動を再開し、約20年ぶりの新作アルバムをリリース。昨年約24年ぶりの全国ツアーを開催した。
中山美穂さん急死、午前7時までLINEで仕事のやりとり 妹中山忍は自宅前に目を潤ませ姿見せる
この日は大阪市内でクリスマスコンサート2公演が予定されていたが、待ち合わせ場所に来なかったため、所属事務所関係者らが自宅を訪問。浴室で動かなくなった中山さんを見つけ、死亡が確認された。警視庁が詳しい状況を調べているが、事件性は低いとみられ、病死の可能性があるという。昭和を代表するアイドルの突然の死に、列島に衝撃が走った。 警視庁の関係者によると、中山さんは湯を張った浴槽の中で動かなくなっていたところを発見されたという。6日は大阪市内で夕方、夜とコンサートが予定されており、午前7時までにLINE(ライン)で仕事のやりとりをしていたという。その後、午前9時にJR品川駅発の新幹線に乗るはずが、待ち合わせ場所に来なかったため、事務所関係者と知人が自宅を訪問。変わり果てた中山さんを発見し、110番通報し、正午頃に死亡が確認された。自宅には鍵がかかっており、事件性はないとみられ、病死の可能性がある。 所属事務所も対応に追われた。午後2時過ぎに大阪での2公演を、体調不良のため中止すると発表したが、3時間後の同5時に文書で急死を公表。「本日12月6日に、弊社所属のタレント中山美穂が自宅で亡くなっているのが発見されました。(中略)あまりに突然の出来事で、弊社も驚きと悲しみで呆然としております」とつづり、ショックの大きさをうかがわせた。午後8時過ぎには、中山さんの自宅前に妹の女優中山忍(51)が目を潤ませながら姿を見せ、車に乗り込んだ。 中山さんは、1985年(昭60)のTBS系ドラマ「毎度おさわがせします」で女優デビュー。思春期の男女が興味を持つ性をテーマに、中高生をコミカルに描き当時、話題となった作品で、ツッパリ中学生・森のどかを演じ、大人びた美しさと奔放さで一気に全国区の人気を得た。87年の同系「ママはアイドル!」で、役として演じた中山美穂の愛称「ミポリン」が、そのまま自身の愛称にも定着した。歌手としても85年の「C」でデビュー。88年からNHK紅白歌合戦に7年連続で出場した。 私生活では、02年6月に芥川賞作家でミュージシャンの辻仁成氏(65)と交際8カ月で電撃的に結婚。翌03年にパリに移住すると、04年1月には長男を出産し、専業主婦を続けたが、14年3月に離婚協議を進めていることが発覚し、同7月8日に離婚。雑誌「美ST」(光文社)のインタビューでは「数年前から考えていました。ただ子供が大きくなるまでは夫婦であるべきだと言い聞かせていました」などと語っていた。 その後は芸能活動にまい進し、19年には歌手活動を再開。20年ぶりに新作アルバムをリリースし、昨年には約24年ぶりの全国ツアーを開催した。亡くなる前日5日にインスタグラムに「2、3日心がえぐられて、一緒に行った友としか会話が出来なかった」とつづったのが生前、最後の投稿となった。
中国でも中山美穂さん死去に驚きと悲しみ広がる 死去伝える言葉がランキング1位に
俳優の中山美穂さんが亡くなったことを受け、中国のSNSでは話題のランキングで1位になり、「私の一番好きな日本人俳優だった」など悲しみの声が広がっています。 岩井俊二監督の映画で中山さんが出演した「Love Letter」などは中国でも公開され、幅広い世代に人気を集めています。 中国のSNSでは中山さんの死去を伝える言葉がトレンドランキングで1位になり、「本当!?いきなりすぎる」「Love Letterの主人公、一体どういうこと?」「私の一番大好きな日本人俳優だ」などと次々と投稿されています。 なかには急きょ、「中山さんのどの作品を見たことがある?」というアンケートも登場するなど、中国のファンの間で中山さんを追悼する声が広がっています。