注文の列の最後尾で突然襲われ…30秒足らずの犯行か マクドナルドで中学生男女2人刺され女子生徒死亡 福岡・北九州市

福岡・北九州市で14日夜に起きた中学生殺傷事件の続報です。 犯人の男が現場のファストフード店に入ってから中学生を襲い、店の外に逃走するまで、わずか30秒足らずだったことが分かりました。 14日午後8時半前、北九州市のマクドナルドで、中学3年の中島咲彩さんと同級生の男子生徒が、男に刃物のようなもので相次いで刺されました。 中島さんは腹部を刺され死亡し、男子生徒も治療を受けています。 捜査関係者によりますと中学生2人は、入店して注文の列の最後尾に並んでいたところ、店に入ってきた男に声をかけられることもなく突然襲われたということです。 男は入店から30秒足らずで逃走したということです。 当時店内にいたという男性: トレーのごみを捨てて出ようと思い、捨てているときに通路側の方を見てみたら、女性の方がうつぶせに倒れていて、前かがみになっていて呼吸の音だけ聞こえた。 逃走した男は40歳くらいで身長170cmくらい、灰色の上着に黒のズボン、黄色っぽい履物だったということで、捜査本部が行方を捜査しています。  

中山美穂さんの親族に群がる「マスゴミ」に見えてしまう…「芸能人の死」を報じる新聞・テレビに欠けていること

12月6日、俳優で歌手の中山美穂さんが、東京・渋谷の自宅で死亡しているのが見つかった。このニュースをマスコミ各社は大きく報じた。ノンフィクションライターの石戸諭さんは「中山さんの妹である中山忍さんへの直撃取材に対して、SNS上で批判が殺到している。たしかにマスメディアのこうした報道姿勢はかなり無理のあるものだが、遺族への取材をすべてやめれば問題が解決されるわけではない」という――。 批判が殺到した“マスコミの遺族取材” 中山美穂さんの突然の死去が伝えられた直後から、マスメディアの遺族取材に対して批判が強まっている。著名人の死去が報じられるたびに取材姿勢への批判は出ているが、さすがに私も実の妹である中山忍さんへの取材は確かにかなり無理があったと思う。 テレビ各社はコメントを求めていたが、もし私がかつて記者として所属していた全国紙の社会部デスクならば、事件性がないと判明した時点で撤収していいと指示をした。特にコメントがなければ「突然の痛ましい死にショックを受ける様子」をわざわざ流す必要もないし、事実を伝えたければ、原稿のなかで一言触れれば事足りる。 遺族に殺到する報道陣の姿が、どう見えるのかを考えなければいけない時代にとっくに入っているのだが……。 この手の取材への批判はわかるが、他方で私はよく遭遇する著名人に限らず遺族への取材を原則辞めたほうがいいという論には与(くみ)しない。 取材現場のもう少しばかり複雑だ。 大切なのはケースバイケースで判断することであり、取材をやめることではない。閉ざしたい口を無理やりこじ開けるような取材は慎むということは当たり前だが、だからといって「マスコミの報道姿勢はおかしい」という声にいたずらに迎合して、すべてをやめる必要もない。 いま必要なのは、なぜ「ある人の死」を報じるのか。問いに答え、報道の原則にあらためて向き合い、メディアとしての考えを発信し続けることだと思うのだ。

名古屋市中心部の不発弾撤去完了 地下鉄など再開

名古屋市中心部で不発弾の撤去作業が半径およそ300メートルの警戒区域を設けて行われ、不発弾は自衛隊によって運び出されました。これに伴って、運休となっていた地下鉄の運転などが再開されたほか、周辺の立ち入り規制も解除されました。 ことし10月、名古屋市東区葵一丁目の建物の解体現場で、重さ250キロのアメリカ製の不発弾が見つかり、15日午前10時から自衛隊による撤去作業が行われました。 名古屋市などの対策本部によりますと、正午前に不発弾の「信管」が2本とも自衛隊によって取り除かれた後、クレーンで自衛隊の車両に移され、午後1時ごろ、運び出されました。 撤去作業にあたっては、半径およそ300メートルの警戒区域が設けられ、車の通行が規制されたほか、3700人あまりの住民区域外への移動や避難が求められました。 対策本部によりますと、避難所3か所にはのべ80人あまりが避難したということです。 また、地下鉄が午前9時半以降、東山線と桜通線の一部区間で運休となったほか、道路では桜通と錦通が一部で通行止めとなり、バスは周辺をう回して運行されました。 撤去に伴って、午後0時半ごろに地下鉄の運転が再開され、周辺の立ち入り規制なども解除されました。 対策本部によりますと、大きな混乱はなかったということです。 名古屋市中心部では、中区でも先月、不発弾の撤去が行われたばかりです。