クラブW杯放映権をDAZNが1500億円で獲得 希望額はその4倍「サウジに期待していたが…」

国際サッカー連盟(FIFA)は4日、2025年6月開幕するクラブW杯(米国)の全63試合を動画配信大手「DAZN」が無料放送すると発表した。 新たなフォーマットとなるクラブW杯は昨季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)優勝のレアル・マドリードをはじめ2022年アジアチャンピオンズリーグ(ACL)を制覇したJ1浦和など各大陸大会で好成績を残した32チームが参加。1次リーグの組み合わせ抽選は5日(日本時間6日)に行われるという。 今大会の放映権についてはDAZNがFIFAに10億ドル(約1500億円)を支払うと報じられているが、フランスメディア「20minutes」によると、FIFAは当初、放映権について、Appleグループと交渉していたものの、10億ドルの提示額を受けて決裂。「FIFAは40億ドル(約6000億円)を期待していた」という。 同メディアは「FIFAの(ジャンニ・インファンティノ)会長は2034年W杯の主催者となる可能性が高いサウジアラビアが助けてくれるのを期待している」と報じていたが、期限とされた12月上旬までに「このような金額の高さに興味を示したテレビ局やプラットホームはなかった」と伝えた。 最終的に、DAZNがFIFAの提供する「FIFA+」で視聴できるアーカイブと〝統合〟することを含めた契約で合意したという。

米国は日本の基地に宇宙軍部隊を設立した

米軍は、北朝鮮のミサイルや地域のその他の脅威に対処するため、日本に新たな宇宙軍部隊を設立した。 水曜日、東京の横田基地で部隊の進水式が行われた。 式典には米宇宙軍インド太平洋地域司令官アンソニー・マスタリル准将や航空自衛隊幹部ら約200人が出席した。 インド太平洋地域のマスタリル氏は、北朝鮮やロシアなどの持続的な脅威に加えて、中国は「安定を脅かす違法、強制的、攻撃的、欺瞞的な戦術を継続している」と述べた。 さらに「日米同盟はこれまで以上に強固であり、陸、空、海、そして現在は宇宙でも防衛する用意ができている」と述べた。 米軍によると、新部隊には数十人の人員が配備される予定だという。同部隊は航空自衛隊の宇宙作戦部隊と協力して宇宙監視を強化し、ミサイル発射に関する情報を共有する。 新部隊はミサイル発射を繰り返す北朝鮮や宇宙での活動を活発化させる中国を監視する。 在日米宇宙軍司令官ライアン・ロートン大佐は、在日米軍が再編されている時期にこの部隊を創設する重要性を強調した。 「これは我々の同盟関係を築く歴史的な瞬間だ」と彼は言った。

ついに世界へ…日本の駅弁 外国人観光客に大人気の理由 海外展開の戦略とは?【ワイド!スクランブル】(2024年12月5日)

今、日本を訪れる観光客の間で人気なのが駅弁。外国人が夢中になるその魅力とは? ■外国人観光客 駅弁に興味 今、駅弁に熱い視線を注いでいるのは外国人観光客だ。東京駅の駅弁専門店には多くの外国人観光客の姿が見られた。 シンガポールから1週間前に訪日したディビアさんとドゥルガさんは、前回日本に来た時にこの店を知ったといい、2回目の来店になる。 シンガポールにもこのような弁当があるのか聞いてみると、「全然違います。こんなにたくさん種類はない」と話す。 2人が選んだのは、青森県・津軽の弁当で、お魚だらけ。今回は新幹線ではなくホテルで食べるという。その様子を動画に収め、送ってくれた。 ドゥルガさん ディビアさん 「日本のお米は本当においしいですね。やわらかい。お魚がいっぱい入っていて、うれしいです。また買います!100点満点です!」 カリフォルニアから来たクリスさんとリコさんは、店内をじっくりと時間をかけて回り、駅弁を吟味する。 無事に決まりお会計かと思ったら、クリスさんから「あした買いに来ます。きょうは買わないわ」と驚きの一言が…。えっ?「きょうは買わない」って一体どういうこと? クリスさん リコさん 「私たちの新幹線はあしたなの。だから練習に来たんだ」 「(Q.では、きょうはリハーサル?)そう!リハーサルです」 「(Q.とてもユニークですね)どんなことが起こるか知っておけば、あした焦らずに済むでしょう?」 駅弁を買うために、わざわざ前日にリハーサルに訪れる力の入れよう。恐るべし駅弁愛。 クリスさん リコさん 「ファーストタイム・エキベン(初めての駅弁)。ファーストタイム・シンカンセン (初めての新幹線)。あしたがとっても楽しみです」 ■日本の駅弁!世界に進出 駅弁はこれまで海外に進出していたが、新たなプロジェクトが動き出しているようだ。秋田を拠点とする花善など東日本、東海、西日本の3社の駅弁会社が集結し「EKIBEN WORLD TEAM」を立ち上げた。 来年2月には、スイス・チューリッヒ中央駅で駅弁を販売する。ここはスイス国内はもちろん、隣接するドイツ、フランス、イタリア、オーストリアを結ぶ鉄道の駅で、多くの国の人が利用するそうだ。さまざまな地域の会社が協力することで、駅弁を選ぶ楽しみを実現したという。 そして今後の展開として、花善の八木橋秀一社長は「冷凍技術の進歩で現地の人が期待する『メイドインジャパン』を届けられるようになった。2026年までには日本で作って冷凍した駅弁を輸出し、現地で解凍する販売体制を構築していく」としている。 パリの店での経験で、本場・日本で作られた駅弁を現地の人が食べたがっていることも参考にしているという。