歌手・タレントの浅香唯(55)が12月7日と8日の2日間にわたり、東京・渋谷で39周年ライブ「Live39サンキューyear~~あなたのそれになりたい~」を開催。同日デビューという盟友で、12月6日に急逝した中山美穂さん(享年54)について、ファンの前でだけ見せた姿があった――。
そもそも、浅香と中山さんには“1985年デビュー組”の同期という浅からぬ縁がある。
「“85年組”の2人は、工藤静香さん(54)、南野陽子さん(57)とともに『アイドル四天王』と呼ばれましたが、なかでも生まれた日が3か月ほどしか変わらず、1985年6月21日――デビュー日が同じだった浅香さんと中山さんは、いわば“盟友”。
中山さんの訃報を受け、更新した自身のインスタグラムでは《ただただ信じられない思いと悲しい気持ちでいっぱい》と動揺している胸の内を吐露していました。そこから、公の場に姿を見せるのは翌日の7日のライブが初のことでした」(女性誌記者)
ライブ前日の、まさかの悲報。浅香を心配するファンも多かったが、一夜明けて姿を見せた浅香は和やかにライブをスタートさせた。2日間にわたるライブでは、ヒットシングルはもちろん、多数のアルバムから1曲以上ピックアップすると宣言。ライブを大いに盛り上げた浅香が中山さんへの言葉を絞り出したのは、1日目のライブ開始から約1時間、10曲を披露した後だったという。
当日会場にいた、30年間に渡り浅香のファンだという男性(40代)が振り返る。
「代表曲『セシル』(1988)の後、すぐに続けて歌ったのが『未来へつづく朝』(同)で、これは唯ちゃんが初めて作詞した楽曲なんです。この楽曲を歌う時だけは少し声を途切らせるような瞬間もあって。もっとも多忙な時期だった頃の楽曲で、その時代を一緒に駆け抜けた美穂ちゃんと、もう共に歩けないというつらさがにじみ出ていたように感じられました。
歌い終えた唯ちゃんは、“この曲は今日だけ”とポツリとつぶやき、激動のアイドル時代を“乗り越えられるか葛藤があった”と振り返るなか、そんな自分を支えてくれたという美穂ちゃんへの想いをMCで語り始めたのです」