人気バンド・FLYING KIDSのボーカル・浜崎貴司が13日、自身のSNSを更新。6日に54歳で急死した中山美穂さんとの悔いの残ったエピソードを明かした。
浜崎は、2019年3月に、名古屋クラブクアトロで開催された「GACHI HAL TOUR 2019 浜崎貴司VS.中山美穂」のリハーサル時に撮影したというアコースティックギターを手に微笑みかける中山さんの写真を投稿。
「私は数年前に、中山美穂さんに曲を書きました。日記を見ると2020年9月24日に中山さんに個人的に頼まれました。その後、同年の10/2に曲を作り始め、その後完成します。『あなたの流星群』という曲でした」と中山さんへ楽曲を提供したことをつづった。
21年6月に熊本でのライブで披露する予定だったが、新型コロナウイルスの影響で中止に。「彼女はその曲をとても気に入ってくれました」と明かすと、「2021年12月の私の吉祥寺のライブにゲスト出演して、歌いたいとも言ってくれました」と、中山さんが歌唱の披露を望んでいたことをつづった。しかし、楽屋が狭いことなどから結局実現しなかったそうだが、「その時彼女はもの凄く怒っていました。歌いたいという情熱がおさまらなかったのでしょうね。なだめるのに一苦労でした」と中山さんの当時の悔しい思いを説明した。
今年に入って、中山さんから、ツアーで「あなたの流星群」を演奏すると連絡が入り、「それはとても嬉しい話でした。4年間もずっとこの曲のことを大事に思っていてくれたのです。ぜひ観に行きますという事で、彼女が席を用意してくれたのが、12/1のビルボード横浜公演でした」と中山さんの歌唱を楽しみにしていたという。しかし、浜崎は当日発熱したため、ライブに駆けつけることを泣く泣く断念。「結局、それが彼女の最後のライブとなってしまいました。生で聴きたかった『あなたの流星群』。本当に残念です」と最後の機会を逃したことを悔やんだ。
浜崎は中山さんが歌うデモテープを改めて聞き当時の中山さんとの思い出を懐かしんだといい、「さて、いよいよ明日は弾き語りツアーの大阪公演です。そして明後日は岡山。中山さんとの思い出の曲も用意しました。笑いあり、涙あり、の2時間!ぜひご堪能下さい!」と自身のライブで思い出の曲を披露することを明かしていた。 最後に「自分のアコギをスタジオに持ってきた彼女。彼女は、音楽が自分の一番好きな仕事だと思っていた気がします。また一緒に歌いたかった」と投稿した写真について説明すると、早すぎる別れを残念がった。